CLIP STUDIO PAINTの使い方

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT EX)を漫画連載仕様の設定にする

デジタル作画をしている人にとってクリスタ(CLIP STUDIO PAINT EX)はなくてはならない存在になりつつあります。 私は漫画の連載時に使用しているのでクリスタがないと正直仕事になりません。 高機能&多機能で大変満足しているのですが、連載の中で作業環境を変えていった結果さらに使い心地が良くなりました。 今回は私がクリスタ(CLIP STUDIO PAINT EX)を使い始める前にまずしておいたほうがいいと思った設定を紹介したいと思います。

インターフェースの色を変更する

漫画連載をしていると毎日12時間以上、ひどい時は2,3日間ぶっ続けで作画をすることもあります。ですから連載も締め切り直前になると、目がとても疲れてしまい、明るい画面を見ているのが非常に辛くなります。私の場合は締め切り直前になると毎回毎回涙と鼻水が止まらなくなるのですが、インターフェースの色を変えることで若干楽になりました。まずはその設定から説明します。 インターフェースの最初の色は上の画像のような明るい色です。 メニューバーの[CLIP STUDIO PAINT]→「環境設定…」をクリックします。 「インターフェース」を選択すると上のようなポップアップ画面が出てきますので「配色テーマ」を「濃色」にしてください。 少し暗めのインターフェースになりました。ここで「配色テーマ」のとなりの「濃度調節」というスライダーを左に移動させると、、 さらにインターフェースの色を暗くすることができます。 これで少し目に優しいインターフェースになります。もしかすると「明るいほうが目がラク!」という方もいるかもしれません。その場合は変更しないでいいと思います。

メモリの割り当と取り消し回数を変更

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)は結構メモリを食います。自分は2012年モデルのiMac、しかもメモリも少ないタイプのものなので動作がかなり重くなってしまいました。 メモリの割り当てを多くすることで気持ち改善させています。 「取り消し回数」は作画や作業を取り消したい場合に戻れる回数です。macなら「command+Z」、winなら「ctrl+Z」ができるできる回数をあらわします。 「環境設定」の「パフォーマンス」を選択するとそれぞれ設定できます。 「メモリ」の「アプリケーションへの割り当て」の数値を変更することでメモリの割り当てを変更できます。100%はやったことがないのでわかりませんがやめておいたほうが無難な気がします。 「取り消し回数」の数値が高くなるとそれだけメモリに負荷がかかるので適度な数値にしておいたほうがいいと思います。 私は30回にしています。

カーソルの形状を変更する

正直初期状態のブラシのカーソルは作画がしづらいですが、この形状を変更することで劇的に描きやすくなります。 私はwacom(ワコム)のペンタブレットを使っているのですが、本当に描きやすくなったのでペンダブレットを使ってる人には特に強くおススメします。 使ったことがないので断言はできませんが、液晶タブレットを使ってる人でも使いやすくなると思いますよ。 「環境設定」の「カーソル」を選択します。上の画像が初期状態です。 このうちブラシ系カーソルを「ブラシサイズとツール固有」に、ペン系カーソルを「ツール固有」に変更します。 初期状態とカーソル形状を変更した状態で比べてみてください。描きやすさが劇的に変わると思います

コマ枠の数値を変更する

「環境設定」の「レイヤー・コマ」を選択し、コマ枠 左右の間隔、上下の間隔 を変更しておきます。

私は「左右の間隔」を4mm、「上下の間隔」を7mmにしています。

上図のように赤い矢印の間隔が「左右の間隔」

青い矢印の間隔が「上下の間隔」です。

私は紙の原稿に描いている時の感覚に合わせてこの数値にしていますが、それぞれ好みがあると思いますのでその数値を入力してください。

上下と左右の間隔が違うのには理由がありますが、これは漫画のテクニックになりますので今回は省きます。

「長さの単位」を変更する

私はキャラの作画を原稿に描いて、スキャンしてPCに取り込んでその他はデジタル作画をするという手法をとっています。 それもあって長さの単位を「px」表記から「mm」表記に変更しています。 「環境設定」→「定規・単位」を選択し「長さの単位」を「mm」に変更します。 「px」表記で慣れている人はそのままで大丈夫です。

「キャンバスの復元機能」を有効にする

今回の記事でもっとも重要かもしれません。 クリスタ(CLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT) Ver.1.7.1アップデータで追加された機能です。 作業をしていて、なんらかの動作によりクリスタが異常終了したり、PC自体が固まってしまって強制終了せざるをえない状況が起こることが稀にあります。 そんな時に限って長時間データを保存せず作業を続けていて何時間もの作業が水の泡… これが締め切り直前に起こったりするともう気絶しそうになってしまいます。 ですが、「キャンバスの復元機能」を有効にしておくとキャンバスの復元情報が一定時間おきに保存されます。 作業中にクリスタが異常終了した場合、次回起動時にキャンバスを自動的に復元してくれるのです。 初期状態でチェックは入っていますが、確認のためにも見ておきましょう 「環境設定」→「ファイル」を選択し、「復元」の「キャンバスの復元を有効にする」にチェックが入っているかを確認します。 復元情報の保存間隔を変更することもできますが、あまりに短い間隔だとメモリを食いまくるので10〜15分くらいが妥当です。 上の画像ではチェックが入っていませんが、「ページ管理」の「ページ切り替え時に自動で保存する」にもチェックを入れておきましょう。

まとめ

インターフェース(画面)は暗いほうが目に優しい クリスタは重いからメモリの割り当てを多めにしておく カーソルの形状を変えるだけで劇的に描きやすくなる コマ枠の数値を自分の好みの間隔にしておくと後でラク 単位は慣れ親しんだものに変えておく キャンバスの復元機能にチェックを入れていないと後で痛い目を見る

 

ABOUT ME
ウレナイマン
週刊少年誌の年二回の漫画賞に生まれて初めて描いた漫画が受賞。 自分に才能があると勘違いし調子に乗って描かない日々が続く。その後もだらだらと漫画を続け、気づけば現在6冊の単行本が出ています。しかし全然売れてない(当然)! 売れない漫画家「ウレナイマン」から、売れてる漫画家「ウレテルマン」への転生を目指し試行錯誤中です。3Dを勉強中。